二日経って、色々な情報・証言が出てきました。
機長と会社の会見も開かれました。

私はCA&社員として、日本の航空会社に
結構長い間在籍していました。

ですので、今回のニュースで感じていることは
沢山あるのですが、
事実が明らかにされていない部分もあり、
想像の域を出ないこともあるので、
どこまで個人のブログに書いて良いのか迷います。

が、書ける範囲で書いてみようと思います。
(結局書くわけですが ( ̄▽ ̄)=3 )


機長の会見では、機長自ら、「適切に対処できた」とか、
「日頃の訓練のおかげで、会社に感謝する」
などと発言
しています。

また、
今日のネットニュース(asahi.com)によれば、

>中華航空のスポークスマンは21日の会見で、事故当時、機長は乗客の避難誘導に機内放送は使わず、客室乗務員に直接、客を緊急避難させるよう指示していたことを明らかにした。「時間的に切迫し、機長は機内放送より客室乗務員に直接伝える方が早いと判断した」とし、誘導は適切だったとの考えを強調した。

とあります。

大事なのは、「脱出の指示の方法」ではなく、

「いつの段階で、

  客室乗務員に脱出を指示したか」


が、一番大事なポイントですが、これが不明です。

乗客の証言
「煙や火が出ているのに、脱出までタイムラグがあった」
「煙が出ていることをCAに伝えたが、取り合ってくれなかった」

整備士が、スポットに完全に止まる前に、
  整備士が燃料漏れに気が付き、機長に連絡している

・現に、飛行機が停止しているしエンジンから煙が出ているのに、
 すぐに脱出が始まっていない


以上のことから想像するに・・

・CAの知識、危機感、緊急時の意識が低かった?
・CAと機長の連絡が上手くいかなかったのでは?
・機長の脱出の決定が、何らかの判断ミスで遅れたのでは?


この3点に問題ありだったのでは?と思います。


着陸後、機長が機体の異状を知ったら、
そこが、たとえ滑走路の上であろうと、
すぐに 機を停止→エンジン停止→脱出指示
という手順を踏まなくてはなりません。

機長が、
「燃料漏れの連絡が来たが、計器では何の異状もない。
このままスポットに入り、それで整備士に点検してもらおう」
と判断をしたのでは?と想像しました。

さらに、
「エンジンの煙=火災の危険性があるが、
エンジン内に装備してある消化器で消せる」
と、これまた一瞬でも、
甘い判断をしたのではないか、と想像しました。

こういう寄り道な判断をしているうちに
脱出の決定・指示が遅れ、
今回のギリギリの脱出に繋がった


のではないかとも思います。

ちなみに、脱出シュートを出したら、もとに戻すのに
かなりの金額がかかります。
また、シュートを出せば、世界中に大きく報道され
会社の信用にもかかわります。

記者会見で、機長が会社を絶賛する
発言をしていることから、
こういう事が頭が巡ったのではないかと
思わざるを得ません。

上記の機長の判断の過程は、あくまでも私の想像?ですが。

さて、
ここで断言できるのは、
「このエアーライン、事故多すぎ \(*`∧´)」
ってことです。

この会社は、平成4年にもNGO(小牧)で
墜落事故を起こしています。
この時、機体の一部は、私が覚えている限り、
半月くらいは、その場に置かれたままでした。
誘導路を滑走路へと向かう途中で、嫌でも目に
入るので、お客様から不快感を訴えられていました。
私も嫌な気持ちになったものです。
今回は、早々と機体の名称やマークを消しています。
・・(゚д゚) ・・

ある日本の航空会社のクルー間の、プライベートな会話の
ベスト5くらいに入る話題は、ずばり
「プライベートの旅行で、絶対乗らない航空会社は?」
です。

私は今でも時々、ネットで
「ブラックリスト 航空会社」などで検索しては
事故率などをチェックし、会社や整備の体質を
リサーチします。

\(*`∧´)


さて、長くなりますが、
解説コーナーとまいりましょう。

<緊急時の合図について>

>脱出の指示は、客室乗務員に直接伝えた・・

とありますが、具体的な方法は書かれていませんが、
その方法には、二通りあります。

一つは、合図による連絡方法です。

客室内に、緊急時にのみ、鳴り光るサイレンのような
装置
があります。

第一段階では、それはコックピットから発せられる規定
になっています。
今回の事故では、この音の証言はいまのところありませんが、
コックピットで、ある一つのボタンを押すだけなので、
この方法だったのではないかと想像します。

このシステムは、その日の初便では必ずコックピットとCAで
チェックしています。

毎日のようにこの音を聞くことによって、
CAは、【この音と光 →→ ドアーを開けてシュートを出す】
というパブロフ状態になっているのです( ̄▽ ̄)=3

ですが〜、私も今回の事故で改めて気が付いたのですが、
この方法は、お客様には伝わりにくいですよね。

でも、
脱出の合図があれば、すぐにCAはドアーを開け
シューターを出し、大きな声で脱出を指示します。

今回の事故の機種はB3・・
それほど大きな飛行機ではありません。
真ん中に乗っていても、前も後ろも見渡せるし、
声も聞こえます。

なので、乗客が「脱出の指示が遅れた」と感じた
言い訳にはなりません。

さて、もうひとつの脱出の合図は、アナウンス。
規定によれば、機長はアナウンスの義務はありません。
他の方法で脱出の合図を出せれば、
アナウンスにこだわらなくてもOK、
という意味です。

機長はアナウンスする時間もなかった、という事ですが、
確かにコックピットはエンジンを停止するだけでも
かなり忙しいです。
(ちょっとしたトラブルでも、しばしばCAが
「機長からアナウンスして欲しいな。そうしたら
お客様ももっと納得するのにな」と思うのですが、
実際は、本当にかなり忙しく無理のことが多いようです)

でも、記者からの質問は、
「機長は、状況をアナウンスするなどし、乗客の不安に
いち早く応えるべきだった」
という意図が入っているのかな、と思いました。

いずれにしても、乗客の方が
「脱出が遅れた」
と感じているのは、やはり大きな問題があったと
言わなくてはならないと思います。
少なくとも、記者会見で、機長が自画自賛するなど
あり得ないと思います。


<90秒ルールについて>

さて、ニュースでよく言われている90秒ルールについてですが、
これは、私の会社でも、叩き込まれた規定です。

アメリカの連邦航空局が決めた規定ですが、日本や
おそらくほとんどの国でも採用しているルールです。

★ 夜間、満席の乗客が緊急脱出するのに、片側だけの脱出口
(つまり、全脱出口の半数)で、90秒以内に脱出できること 


私も緊急時の訓練で、この規定の審査をしている現場の
ビデオを何度も見ました。

ですが、現実と違うのは、お客様役が、おそらく航空関係者で
あること、ほとんどが20歳代〜50歳代であること、
お体のご不自由な方が居なさそうだったこと(現実には、ほとんどの
便でお乗りです)、赤ちゃんを抱いている人がいなかったこと、
誰も荷物を持っていなかったこと、
です。

なので、現実にはもっと時間がかかるのではないでしょうか。

【緊急脱出時、荷物は持たない】
これ、基本なんですけど・・今回も皆さん、手持ちの
ショルダーバッグなどは持って脱出していましたね〜(^_^;)

 いつも有難うございます。
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初めてコメントさせて頂きます。

流石、プロ(元プロでしょうか)の視線。
読んでて、思わず納得、目から鱗です。
ミジンコ島に出稼ぎに来ているので、この梅印4年に1回墜落が
お約束とか、政府高官は乗らないとか言われているのをよく聞きます。
我がオフィスの現地スタッフは梅で出張と言うと拒否します。特に
昨年が4年目でしたのでこの所は断固拒否でした。

つい便利で梅を利用してしまう立場で言うならば、今回のCAさん
達は頑張ったと思います。日本の方も1名いたはず。

あの自己チュウで、場の空気が読めなくて、短絡的なミジンコ島
の人たちが大半だった機内から90秒以内に全員を非難させた
のは其の為に訓練しているといっても凄いと思います。
ショルダーバックを持っていたと書かれてますが、彼らの大好き
な段ボール箱を抱えている人がいなかったなぁ〜と私は感心しま
した。

そして、今、こちらのスタッフは、唯一梅利用者の私が次の出張
か帰国で利用するか、しないかで持ちきりです。


【2007/08/22 16:08】 URL | 出稼ぎ労働者 #-[ 編集]
出稼ぎ労働者さま☆

初めまして。ようこそです♪

梅ヘビーユーザー様なのですね。
私としても、ヘビーユーザー様からのリアルな
コメントは、とっても興味深いです。
ありがとうございます☆

ところで、乗客の人が映した動画には、
脱出したCAさんが映っていないですよね〜?
とても気になります。

ちなみに、日本の航空会社の規定では、
脱出後、クルーは乗客の数と怪我の具合などを
把握するために、乗客の側に行くことに
なっているんです。

そうですか・・スタッフ様たちの、もっぱらの
話題は・・
はい、どうぞお気を付けて・・です♪
【2007/08/23 17:16】 URL | エメラルドK #DdMDrPns[ 編集]














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